なりかった職業

今日、病院の待合室で幼い頃なりたかった職業についてふと、思い出しました。

私が幼稚園児の頃、私は医者になりたかったんです。
幼心に憧れていた先生がいました。
実家の近くにあるクリ内科医院の栗原達郎先生。
私は今は離れた場所に住んでるので他の病院行ってますが亡くなった祖父母、両親、兄弟皆、何かあればすぐ栗原先生です。私なんかは本当に幼い頃から栗原先生に診てもらってました。
本当に街医者の典型的みたいな先生で私が幼い頃、夜中に高熱出した時なんか親が夜な夜な栗原先生に電話するわけですよ。
普通なら明日来てよって言うと思います。
でも栗原先生は違うんです。
どんな夜中でも「開けるからすぐ連れてこい」って言うんです。
診察が終わり親がおいくらですか?って聞くと「金はいい、ワシは取らん」ってキッパリ言う方で幼い頃にこんな人になりたいと思ったものです。
でも先生も高齢になられて、本人から直接聞いた訳ではないですが、もう病院閉めるって噂をちらほら聞きます。
過去を悔いても仕方ないですがもっと勉強して医者になっておけばよかったなって思います。
通常なら進学校→大学医学部ってラインですか。
私は工業高校→地元大学ってラインなので。
でもね、通説を崩したいい例が身近にいるんです。
親父です。
工業高校→明治大学商学部
親父なんか一日20時間勉強してたってじいさん言ってましたね。