火葬場より。女子大生のしみじみノート。

私が学生の時に出た本なんですが、読みたいなってずっと探してて楽天ブックスで見つけて買いました。

著者の山口奈津江さんの年齢は私の一つ上。

普通、若い女の子が火葬場でバイトしようと思いますか?

山口さんの火葬場での日常、日々思うことが綴られているなかなかの良著ですよ。



f:id:shita0316:20170423153241j:image

 初めて火葬場に行ったのは9歳の時、母方祖母が急死してのこと。

初めての身近な人の死でした。

ばあさんが入った棺桶がなんか機械に入れられて、1時間半ぐらい待たされて。

出てきたばあさんは何ともあっけない。

先月16日朝に父方祖父が亡くなりましてね。

年が年だしそう長くはないだろうとは思っていました。


f:id:shita0316:20170423154002j:image

同じように火葬場で炉に入れられて、扉が閉まる時にあぁ、じいさん今までありがとうと祈りましたが。

1時間半待って収骨室で変わり果てたじいさんを見て、何ともあっけない。

骨粗鬆症だった割には職員さんがしっかりとしたお骨ですよって言ってまして私が箸で骨掴んだときもあれ?案外しっかりとした骨してるじゃんじいさんって感じでした。

火葬中の待ち時間、母と叔母達と火葬場の職員さんって毎日どんな気持ちで仕事してるんだろうって話になり、母は私は絶対無理だわって言ってましたけどね。